まるごと通信 

連続講座

「干潟を学ぶ」

第2回報告号 

0004号 2003年12月発行 

発行者 浦安自然まるごと探検隊 

第2回「浦安の干潟と埋立て」

講 師 : 尾上 一明氏(浦安市郷土博物館)

日 時 : 2003年11月22日(土) 10:00012:00

場 所 : 浦安市郷土博物館

参加者 : 12名

 

◇ 「浦安の干潟と埋立て」聞き取り結果 ◇

第2回の講座では、かつての浦安の干潟の姿と、そこで営まれた生活、そして埋立てによる変化について、浦安市郷土博物館の尾上一明さんのご協力のもと、三人の方々からお話を伺いました。浦安の海に対する思いは人一倍熱い方々ばかりで、二時間たっぷりと、かつての浦安の海の豊かさ、そこから得られる恵みや喜び、そして厳しさをも語っていただきました。会場からの質問も絶え間なく、非常に盛り上がった聞き取りとなりました。お話の中でも、特に面白かったエピソードをご紹介します。

角丸四角形吹き出し: 大三角でとれるヨシは細くてノリの剥がれがよかったですね。行徳の方は太くて剥がれにくいんです。浦安のノリは美味しかったですよ。江戸川の水のおかげですね。潮通しのいいところはよくとれました。昔は江戸川の水量が多くて、早かったですね。上流でダムができてから、水量が少なくなって、海の水が上がってきちゃいました。戦後は浦安にもヤミ市が立ちました。ノリも統制されましたよ。鳥の害で魚やノリがなくなることは無かったですね。
本州製紙の汚水問題で、海で生活ができなくなるっていうので、結局漁業権の一部放棄、全面放棄って進んでいっちゃったわけです。埋立てが始まってからは、田んぼや蓮田に潮水が入っちゃって、海も田んぼもダメになりましたね。
 

 

 

 

 

 

 


                  

                                                                                         

 

 

 

 

◇ アンケートより0第2回講座に参加して  ◇

 2回講座のアンケートに参加者が記入した感想(2人分)です。

     昔の干潟の様子、生き物の様子、生活などに興味がありましたので、大変勉強になりました。

     次回はもう少しテーマを絞ってお話を聴いてみたいです。

今回はたった2時間の聞き取りでしたので、「浦安の干潟」の入り口部分でしたね。次回また企画しましょう!!


☆ 会員限定!夜の干潟探険隊 ほうこく ☆

2003/11/23 日の出干潟 夜の観察会  21:30-23:15 水温11度? 参加者 9
春から初夏にかけての潮干狩りシーズンとは違い、秋から冬にかけては、夜のほうが大きな干潟がでます。

ほとんど人のいない干潟で、各自懐中電灯で干潟をてらしながら観察しました。観察された生物は以下のとおりです。

 

<階段護岸周辺>
アラレタマキビ・オオノガイ(15cm程度いくらか転がっていた)

イシワケイソギンチャクsp(胃をひっくりがえしていた)・オゴノリ?(分岐間隔はやや短くやや赤みがかる)
シオフキ(1-2cm程度やや多い)・アオサsp
<干出部分>
キヒトデ(多い、杭に)・アナアオサsp50cmちかくで分厚い、数はさほど多くない)
ミドリイガイ(北東端の杭に)・ムラサキイガイ・マハゼ(20cmの死体)
マテガイ(昨年と同程度多い。3cm15cm程度)アサリ(2-3cm例年よりかなり多い)

バカガイ(6cm程度と2.5cm程度)・シオフキ(1cm程度と4-5cm程度やや多い)
ハネモ(ちらほら)・スゴカイイソメ(ちらほら)・イッカククモガニ(水中?)

イソギンチャクsp(イシワケイソギンチャクよりも触手が細く少なく、基部が立つ)

アカニシ採りの人。一昨年は多かったらしいが、今年は少ないらしい。釣り人(あんまり干潟が大きいので釣りを中断)

ウミネコ(鳴き声)・ カモsp(シルエットのみ)

護岸のすぐ下の降りられる部分の岩場あたりが臭かったのですが、アオサのにおいではなさそうでした。
アサリは島村さんの言ったとおり、実が少なかった。少し寒かったですが、砂の中は暖かかったです。

日の出干潟には、以前は澪が護岸とは垂直方向に1本ありましたが、観察会の際は2本ありました。

干潟が大きくなったのか?それとも、流れがかわったために、澪筋がふえたのか??不思議です。

 

◇ 講座参加者募集中! ◇

12/13 13:30〜

1 /18 13:30〜 

2 /15午後 

3 /22 7:00〜 

日の出公民館

日の出公民館

浦安市郷土博物館

神奈川県各地

●観察会「冬の渡り鳥」講師:蓮尾純子氏(行徳野鳥観察舎)

●ワークショップ「各地の干潟」講師:芝原達也氏(日本野鳥の会レンジャー)

講演会「東京湾における干潟の役割」講師:細川恭史氏(国交省国土技術政策総合研究所)

現地見学会「東京湾の干潟」講師:島村嘉一氏(浦安市郷土博物館)

 

* 本講座は、平成15年度浦安市市民活動活性化事業補助金を受けて開催されています。

     担当 第2回講座まとめ…小川 夜の干潟観察会…山北 アンケート…松岡 ◆